2011年7月16日土曜日

「ニャーン」よりも「ワン」と鳴く

 写真を撮るには、コミュニケーションが一番だとお姉さんはいつも言っている。初対面でも緊張をさせないことが、プロの技のひとつなんだそうだ。

そのためのトレーニングなのかもしれないけれど、お姉さんは夜になって夕涼みに出てくる近所の猫たちともよく話している。


僕も犬の友達とコミュニケーション
『ニャーゴン』と呼ばれているのは、いつも塀の上にいる。『ニャンタ』というのは、やんちゃものでお姉さんが帰ってくるとどこからともなく出てきて、挨拶だけして去っていく。『ニャッキー』は一瞬僕の兄弟かと思うキジトラ猫。

どの子もお姉さんが「ニャ」から始まる適当に付けた名前を呼ばれると、とりあえず返事をするから笑っちゃう。だって僕はその子たちの飼い主がもっとおしゃれな他の名前で呼んでいるのを知っている。
暑くてやる気が出ないけど

楽しくなったらすぐ笑顔のフクちゃん
 お姉さんは猫派なのかと思っていたら、スタジオにやってくる犬たちともすぐに仲良しになっている。実は僕との突然の出会いの前は犬とも暮らしていたんだって。本物みたいな鳴き声も「ニャーン」よりも「ワン」の方がはるかに上手だったんだ。だからほら、暑くて不機嫌になってても、すぐに笑顔になっちゃうよ。

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